めざせナンバーワンDD

DDを極めすぎたアイドルヲタクの独り言

感想文書いたぜーっと!

先日のももクロちゃんのコンサートに行った感想文。
ねたばれとかはほとんどありません。というか勉強不足すぎてアルバムので知らない曲いっぱいあったししたくてもできない。
超部外者目線の感想文はじまりはじまり〜


4次先行というチケットをとった。オブラートに包むと、ドームを超贅沢に使ったステージ、座席構成だった。
ドームコンサートはジャニーズとかK-POPとかでしか入ったことなかったので正直チケ代下げてもう少し捌くべきだったと思う。

というかんじで最初全然人いないから大丈夫かな?って思ったんだけど客電落ちたらちゃんとサイリウムがぴかぴかしててきれいだった!
サイリウム、公式はメンカラの5色手動カラーチェンジなんだけど汎用電池式サイリの人も多かった。わたしも愛用のプリンセスブレード(柄がピンクのキンブレ)で戦った。一般チケだから周りにガチっぽい人はそんなにいなかったんだけど、公式がわりとすぐ売り切れてしまったらしく素手参戦の人もちらほらいた。

へぇ〜そうなんだ!と嬉しくなったのは、客電落ちてすぐ、当然みんな推しメンの色点灯させると思うんだけど、ぱっと見だいたい均一にわかれてたこと!地下ばっか行ってたからかそんなとこで感動してしまった(笑)

そしてもっとすごいと思ったのは、始まってから!
最初おそらくアルバム曲で始まって、正直わかんなくて、しかもかっこいい系のやつだったから「あ〜〜〜っ!しおりーん!」みたいなのもなくて、あれっ?今ももクロってこんな感じなの?って思っちゃったんだ、地下出身だから曲わかんなくてもコールとか楽しいだろうと想像してたから、1小節に2回サイリウムを前後に降るだけのヲタクを見て拍子抜けしちゃったんだけど、全然勘違いだった。

3曲目くらいかな〜?(自信なし、かなり序盤)「色」をテーマにした曲があって、歌詞に黄色がどうとか緑がどうとか出てくるのに合わせて会場がその色になるの!
手動だよ手動?しかも公式なら5色だけど15色以上切り替わる汎用サイリの人もたくさんいるんだよ?みんな一生懸命カチカチしてて、それ見たら「わぁ〜ヲタクの一体感やべ〜楽しすぎ〜」ってワクワクしてきちゃって。

そのあとも、メンバーそれぞれソロ曲じゃないけど、楽器とかタップやって個々の見せ場を1、2曲ずつ回してたんだけど、その間はもちろんほとんどの人が曲中ずっとそのメンバーの色にして。たまーにケミカルの人とかもいたんだけど、推しメン以外の曲になったら律儀に背中に隠してたりして感動した。ドームのスタンド中腹でそれやるんだ...めっちゃ偉い...って(笑)そういうひとりひとりの細やかなサイリウム芸がこの会場作ってんだな〜って。

5曲目くらいにはだんだん会場もボルテージ上がってきたのかソロパートごとに色変えだして、それはさすがに圧巻だった...。
カラーチェンジとコールを同時にできたときの快感は本当に麻薬級(やったことないけど)。
後半なんかはソロパートのカラーチェンジ+近くに来たメンバーの色になってて本当にすごかった。双眼鏡見なくてもどこに誰がいるのかわかるの(笑)

ちょっと脱線するとさ、ジャニーズってわりと時間でチカチカ色が切り替わるタイプのペンライトが多かったり、嵐レベルだともう座席ごとの自動制御じゃん?あれはあれでほんとに呼吸忘れるくらい綺麗なんだけど、それだとペンライトはもはやセットなんだよね。ヲタクじゃなくて舞台装置の一部なの。自動制御入れてると特に、フリフラ対応じゃないペンライトは使用禁止だったりするし。だからたまにみんなで1回消して前から順番につけてくウェーブみたいなイベントあると、さっきまで舞台装置の一部だった人たちが初めてヲタクになるっていうか、だからめっちゃ好きなんだよね。

それの極みを見た、ってかんじ。
めっちゃ心1つだった。

あと楽しかったのはやっぱコールだよね。女子ドルとは絶対に切り離せないよね、コール。ももクロは比較的簡単っていうか基本的なネームコールができればだいたいついていけるところがいいなって思った。人数も5人だからソロパートの最後に名前入れてくみたいな。

札幌だけ一公演しかなくて、他会場の二公演ぶんを一日にまとめたセトリだった関係上、コール入れる曲、後半に固まってたんだ。それで、うおーやっとキター!って張り切ってたんだけど正直想像よりシンプルっていうか...ヲタ芸というよりは合いの手ってかんじで進んでて。とりあえずイントロでうりゃホイうりゃホイして(MIXとかない。ジャージャーしない。)AメロBメロのパートの最後に名前入れるみたいな。最初ちょっとあれ物足りない...って思ったんだけど、あのセトリで全力でびっちりコール入れてたら、

死んでた(←120pt赤文字斜体)

なんせ二公演ぶんを繋げたセトリ。めちゃくちゃ長い。MC始まった時点で2時間半時間近く経ってたし(ジャニーズならもうそろ終わってる)アンコール前のとりあえずのバイバイのタイミングで3時間半経ってた(ジャニーズならもうすすきので二杯目飲んでる)。結局3時間50分に及ぶちょ〜〜〜ぜつコンサートが終わり、誰一人ダブルアンコールをせがむことなく(それはそれでどうなん)静かに退場が始まった(笑)

全体通してヲタクが偉いな凄いなって感じた。がっつきすぎの人も、やる気のなさが目立つ人も(少なくとも周りには)いなかった。
今まで入った現場の中で一番平和だったと思う。
けどなんか、ジャニーズの絶対にはみ出てはいけないコンサート2.5時みたいな激ヤバ宗教的空気感もなければ、地下のちょっとピリピリしてて周りのヲタクに負けないように声出さなきゃ!みたいなスパイスもなくて、現場という非日常に対するアドレナリンは全く出なかったなと思う。

どれもそれぞれに楽しくていいとこあるから選べないけどね!
これだからDDはやめらんないわ!


最後に1つ自慢させてください。かなこぉ⤴︎ ⤴︎の手はやわらかかったです。

最高の愛を込めて誰も推さない


2015年9月6日。

今日をもってわたしは担当だの、推しメンだのとはさよならすることにした。フリでもなんでもない、本当の気持ちだ。

正直言ってものすごく悩んだ上での結論。

長いことDDとして生きてきた。「人より《好き》の熱量が大きいからそれを多方面に分散させる」ことによっていろいろな物事を消化してきた。

それでも心の奥底に「アイドルではこの人が一番好きなんだけどね」という思いはあった。
しかしとある一件から、その彼は少し嫌な思い出を想起させるちょっと苦い存在になってしまった。もちろん彼は何も悪くないのだけれど。

ヲタクの世界というのは美しいアイドルへの愛情に満ち溢れているが、そこには同時に怒り、嫉妬、不満、執着、欺瞞、憤り…そんな醜い感情も渦巻いている。
それはやはり、《好き》の熱量が人より大きいヲタクが集まっているのだから仕方がないことだとは思う。でもそれをアイドル本人に見せたり、感じさせたりしてはいけない、そう強く感じるようになった。

アイドルの前で負の感情を出すことはヲタクとして最も罪深い行為だと思う。

それがたとえ被害者であったとしても、だ。
たとえばわたしの経験でいうと、某くんがサインボールを持って「いる?いらない?どうしようかな〜?いるの?はい、ぽーん」っていうやりとりの末に狙い投げしてくれたサインボールをキャッチし、手のひらの中にあるそれを強奪された経験がある。
そのときの某くんの「ゴメン」って口パクした、あの悲しそうな顔は一生忘れないだろう。

同担、または推し被りという言葉がある。かなり嫌悪の意味が込められた言葉であると感じる。多くの場合、レスやファンサ、接触系イベにおいては対応の仕方などにより同担、推し被り間では「嫉妬」が生まれることになる。

こんなもの形式的な自己満でしかないのはわかっているけれど、わたしは今の担当を最後の男にすることにした。本当に担当も推しもいない、アイドルDDになる。

近くに来た子を見る。

暗黙の了解で決められたコールをする。

ソロパートを歌っている子にケチャを送る。

これでいいじゃないか。

黒い感情の混じった応援なんてする価値もない。
だからわたしは、今日から最高の愛を込めて、誰も推さない。

DD物理的にCDのやり場に困る問題

こんばんは。今夜もやってまいりました、目指せナンバーワンDDのお時間です。

本日は「物理的に隠したいものがある人」に捧ぐ、記事となっております。人間、誰だって知られたくないもの、見られたくないもの。ありますよね。家族だったり、友人恋人だったり、本当に誰にも見せたくないもの、あると思うんです。

テーマはですね、ズバリ、ヲタバレ対策となっております。
というのもわたし、実は実家暮らしなんですが親があまりヲタク理解がない…といいますか、特に母が田舎育ちでテレビを見る習慣もあまりないので芸能人のファンになる、という感覚がわからない人なのです。

そのためわたしが初めてコンサートに行きたいと言ったときには相当モメたという過去もありまして、おそらくバレていなければわたしは親に「嵐っていいよね♡」と思っている程度の人間だと思われています。そんなわたしの母が、お腹を痛めて産んだ(しかも帝王切開でめちゃくちゃ大変だったらしい)このわたしが真顔で同じCDを40枚以上購入していると知った日には泡吹いて白目向いて卒倒するどころの騒ぎじゃ済まないと考え、親の生命を守るために日々奮闘しているのです。

これまでの記事でわたしが国民的大スターから発足直後の地下アイドルまでかなり真剣に応援していることは明かしてきました。
改めてどの程度なのかと言うと、CDリリースごとに全盤買い基本レベルのグループが5グループ、それとは別にここぞというときに何十単位で購入するグループが4グループ。そしてCDのみならずさらにチェキや特典会のために大学に通いながらほぼ毎日汗水流してアルバイト(超ブラック、12時間働けど休憩なしが基本)をしながら手にした稼ぎをほぼ全てアイドルにつぎ込んでいる。そしておのずとCDという物理的に場所をとるものが部屋にたまってゆく。

これを同居している親に悟られまいとする姿は例えればエロ本を隠す男子高校生…いや、それ以上のものがあるかと思う。
なぜならその量が莫大すぎるからだ。大人買いしたCDは定期的に売りに出すようにしているが、2014年度購入のCD、DVDの購入枚数合計は概算で250枚ほどだ。多分。そして最悪なことに、大人買いしたCDに店舗購入特典としてポスターなんていうクソいらねーもの()がつけられてしまったりもする。帰り道の恥ずかしいことったらありゃしない。

とまあ話は脱線してしまったが、この大量のヲタクの副産物、CDやDVD、購入特典、ライブグッズなどをどのように隠し、「嵐っていいよね♡」程度のヲタクのふりをしているのかという話をしようかと思う。

わたしが大量のものを隠すときに重要なこととして掲げているポイントが三つある。

一つ目は「まとめて置いておかない」ことだ。まとめて置いてあると、1つ見つかったときに芋ずる式に全て見つかってしまい危険だからだ。見つかったときにのリスクまで考えて各所に分散させて隠すことが必要となる。めんどくさいからと言って全てダンボールに入れてクローゼットに入れる、これ一番ダメ。本当にダメ。全部見つかるから。

二つ目は「これはまあ見られてもいいや」っていうものと「これは絶対ダメ」っていうものと、線引きをしてまあいいやのものはいっそ普通に並べてしまう。これがわたしでいう嵐のCD類なのだが、小さなCDラックに発売順に並べてその横に「嵐なら相葉くんがすき♡」設定なので相葉くんの主演ドラマ三毛猫ホームズの主題歌であるYourEyesのジャケットをインテリアとして飾っている。変に隠しすぎないというのもポイントだ。
月イチでガチで倒れるほど働いてるのに常に金欠な理由はこれですよ、みたいな感じで少しは見せるのも大事なポイントとなる。

三つ目はカモフラージュすること、だ。これはもう本当に最後の手段。普通に目につかないところに隠してたけどもう入らない…ってなったときの苦肉の策。
例えばこう、ファッション誌の並んでる後ろに隠すとか、それこそ男子高校生のエロ本隠し術で足りなくなった場合の策だ。
その1例として、わたしはかわいいショップの紙袋をキープしておく箱を作った。女子って、ちょっとしたものを貸し借りしたり、プレゼントするときにかわいいショッパーに入れて渡したりするのが好きな人が多いと思う。だからわたしはその紙袋ケースを3つ並べ、そのうちの1つの下にCDを潜らせている。パソコンラックの下、普通に目に付くところに置いているが、いまのところバレている様子はない。

ここまでがだいたいスタンダードかと思う。
しかし当然そんな小細工など通じないほどわたしのコレクション(ほぼゴミ)は蓄積されてしまった。
悩んだ結果わたしは木工房を借りて2日かけて忍者屋敷さながらの隠し棚を制作した。ニトリの組立式の3段のカラーボックス?の棚?を元に、通常サイズのCDであれば最大80枚収納できる、表向きはただの本棚だ。たとえ本を抜かれてもベニヤ板がぴったりとハマっているため相当意識しなければ奥に何か入っているとは気づかない。ちなみにベニヤ板は棚の左側が固定されており本当にぴったり入っているので壁とのわずかな隙間にこの棚用に加工した細い木片でテコの原理を利用して後ろからぐっと押す以外の方法では開けられない。ちょっと文章で表現するには難しい構造になっている。

そんなこんなで、もう全部で何枚あるかなんて考えたくもないCDたちはわたしの部屋の至るところに隠されているのである。
時給800円で月収15万以上、実家暮らしの国公立大学生ヲタクが一番苦労しているのはレポート提出でもテストでも、バイトでも、現場通いや特典会鍵閉め戦争でも、ヲタク同士の叩き合いでもお金のやりくりでもなく、ヲタバレ対策なのかもしれない。

今後もかっこいい男の子やかわいい女の子のATMとしてがんばって生きていこうと思う。

良席だったのを喜び過ぎたヲタクの末路


時は西暦2015年8月18日。

自担の誕生日だった。


去年は同担の友人数名とパーティをした。エセ美大に通うわたしが腕によりをかけてデザインした、写真入りチョコプレートやキュートなキャンドルがあしらわれた特注ケーキや、ひとつ八百円もする超巨大クラッカーでお祝いした。

しかし今年は自宅で慎ましやかに、彼がいるであろう方角に向かって1年の幸せを願う祈りを捧げ、うちわに向かって静かにおめでとうを告げた。

幸せな一日だった。

たまたまスペオキの女子ドルのワンマンライブのチケットの当落発表の日だった。当選した。幸せだった。

友達と連番する予定で当選確定していたチケットが届いた。かなりの良席だと直感した。幸せだった。

この間脳梗塞が見つかり後遺症で目が見えなくなっていた自宅で飼っている愛犬が、久々になんとなく見えているような素振りを見せた。家族全員で泣いて喜んだ。幸せだった。

今日はなんて素敵な日なんだろう。まるでフェリックスフェリシスをのんだハリーポッターかのように、すべてがうまくいった。

かのように思えた。

結論から言うと、わたしは自担の誕生日を嘔吐で締めくくることになった。原因は何か。

今日届いたチケットのことだ。わたしは密かに自分はあげまんだと思っている。手相にも出ている。自分名義はぼちぼちだけど、一緒に入る子が取るチケットはここのところ神席続きだ。
チケにアリーナの文字を見たらまずは他の会場のステージ構成を調べる。それがヲタクってもんだ。今回の相方はほぼ初心者の在宅ヲタ(ただし愛は大きい)だったので調査分析は全てわたしが受け持った。結果は微妙だった。センター寄りであることはほぼ確定と言って構わないだろう、ただし上手なのか下手なのかが微妙なのだ。
どっちがいいのだろう?わたしはそれを懸賞するために、あらゆる映像資料を引っ張り出し、両手にストップウォッチを持って曲ごとにお目当てのメンバーが上手にいるときと下手にいるときのタイムを5回以上計測。平均値を出し、単純に上手下手だけでなく彼のパートや振り付けでの見せ場なども正確にタイム計測をして、ステージ演出の移動のタイミングや通る場所等も確認し、「上手がいい」という結論に至った。
わたしの所持するチケットは、アリーナのブロックが8列構成であれば下手寄り、6列構成であれば上手寄りという、ある種賭けのようなチケットなのである。

こればかりはこんなにくよくよ悩んでいても当日になるまでは誰にもわからない、そう頭ではわかっているのにどうもモヤモヤしてしまうのだ。上手欲しいオバケが涙を流しながらひたすらタイム計測やポジション確認をしているとだんだん気持ち悪くなってきて、結果リバースしてしまうというわけのわからない状況。

わたしがDDをやる上でなるべく守ろうと思っている三ヶ条がある。飛ばない、積まない、他ステしない。この3つの頭文字をとって3Tと言っているのだが、まあ最後のひとつに関しては全く守れていないのだが、今回は他ステしたくても他ステできない事情がある。地元では一公演しか開催されないのである。

1回勝負。やるならとことん調べつくして一番楽しめる状況を作りたい、その一心で自慢のiMacをフル稼働させたのだが。
そしてすっかり病んでしまったわたしの友人への発言がこれだ。




もうだめだ…これで席が下手でスタトロが上手でドラマのせいで黒髪短髪とかにされたらわたしきたえーるで首つるわ…わたしの死後の骨は日生ときたえーるにそれぞれ祀ってください…あげまんであることは自負してるので「世界一のあげまんヲタク石碑」みたいなのつくってみんなが当選良席などのご利益求めてやってくるパワースポットにしよう





どう転んでもアリーナの構成は当日までわからない。
つまりJUMPの札幌公演入る人は一緒に楽しみましょう。

オカモトケイトについて



わたしはDDを売りにしたヲタクだ。
なのになぜこんなにもピンポイントなタイトルの文章を書こうとしているのか、そう疑問に思った人もいるかもしれない。
実はタイトルにあるオカモトケイト、というのはHey!Say!JUMPの岡本圭人さんのことではない。いや、もちろんオカモトケイトは岡本圭人さんなのだが、あえてオカモトケイト、とカタカナ表記にしているところに着目してみて欲しい。わたしが今回語りたいのは岡本圭人さんという人間ではなく、「オカモトケイト」という語感についてなのだ。


さて、ここで問題です。ここまででわたしはタイトルを除き、何度オカモトケイトというワードを発したでしょうか。正解は…















めんどくさいので省略します。きっと正解です。騙したりしてごめんなさい。ただ、わたしは皆さんにオカモトケイトという語感の気持ちよさを体感してもらいたかったのです。
どうですか?オカモトケイトって、めちゃくちゃ口に出して言いたくなりませんか?そこのあなた?言いたくなりますよね?え?なります?ですよね、はい、言いたくなりました〜。これであなたはもう岡本圭人さんの持って生まれた天賦の才能、「オカモトケイトという名前の語感の良さ」の虜です。
ここまで読んでもしも、万が一、オカモトケイトって別に普通じゃね?って思っている方がいらっしゃればブラウザバックでお戻りください。まあ、いないと思いますけど。


さて、茶番はこの辺で終わりです。
ここからは真剣に「オカモトケイトの語感の良さ」について徹底的に検証していこうと思います。


そもそも「七文字」というのは日本人の耳に馴染みやすいと言われている。日本の伝統芸術である俳句が五・七・五になっていることからも、五文字、七文字というは古くから親しまれてきた趣深い文字数であることが納得できる。

まずは品詞分解()から始めよう。

オカ/モト//ケイト

素晴らしい。素晴らしすぎる。まずリズムが良い。タタ タタ タンタ。最高。全体は「七文字」で構成されており、さらに大まかに四文字、三文字に分けられるという点で非常に気持ちよいリズムとなっている。
また、カ行、タ行の比較的硬い音がその半数を超えるにも関わらず、声に出したときに「東京特許許可局」のようにならないのはなぜか。
カ行、タ行の間にその音の硬さを相殺するかのようにマイルドな「モ」や、文字をスローダウンさせるような母音「イ」が挟まれ、クッションのような役割を果たしているからだと考えられる。
その交互に繰り出される音の芸術性の高さを表現するとしたら、ミロのヴィーナスかダビデかオカモトケイトかと言ったところではなかろうか。



ここまでは一般論だ。加えて、なぜわたしが、このアイドルDDであるわたしが「オカモトケイトという語感」に強く惹かれるのかを考えてみた。
わたしは特に岡本圭人さんに強い思い入れがあるわけではない。むしろ、Hey!Say!JUMPの中だとあまり興味を持てないほうのグループだ(ごめんなさい嫌いではないんです)。ただ、ツイッターやテレビ、雑誌等のメディアなどでその字面を見ると途端にオカモトケイトと口に出して言いたくなるのだ。
突然だが、親が転勤族なこともあり人一倍「人の名前」を知っていると自負しているのだが、ここまで口に出して言いたくなるスッキリ音節を持った名前の人はいなかったように思う。DDなだけあって、いろいろな子を推してきた経験からもだ。

ここでふと、ある核心に迫ることになる。岡本圭人さんはアイドルだからだ、という結論に気づくことになるのだ。

今これを読んでいる読者さんにはもしかすると伝わらないかもしれない。
このしょうもない記事を読んでくれた暇を持て余した心優しい人はきっとコンサート会場でうちわを胸の高さに持ち、ペンライトを左右または前後に振りながら自担を見つめるのがスタンダードのジャニヲタさんであろう。
決してアイドル本人よりも汗を飛ばしながら素手でロマンスを捧げコールとケチャを送ることによって愛を伝えるアイドルヲタクではないだろう。

なぜアイドルである岡本圭人さんの「オカモトケイト」という語感に強く惹かれるのか。それはきっとコールがしやすいからなのだ。
コールについてよくからない読者の方も多いと思うので、一例としてCome On A My Houseの歌詞を引用して、一般的なコールを入れてみようと思う。


Jumping Girl \フー!/
いつでも\ヤマダー/
君の瞳は\ユウリー/
Jumping Girl \フー!/
彼だけ\ユウトー/
見つめてるけど\オカモトケイト!/

お分かりだろうか?この中に二つ重要な要素が含まれている。
まず一つ目。山田涼介さんは名前ではコールが打てないのだ。ここで\リョースケー/のリズムは御法度だ。どう考えてもハマらない。この時点で山田涼介さんはアイドルとしての大事な資質(※ジャニーズにいる限りは全く必要ない)が欠けていることになる。しかしこれを打開する策はある。\ヤマチャーン/と愛称を使ってしまえば良いのだ。統一性はなくなるが。
そして二つ目。ずっといい続けている、\オカモトケイト/の部分だ。「みつめ、て、る、け、ど♡」の「ど♡」に「オカ」と被せてコールを打つことがポイントとなる。ためしに心の中で打ってみてほしい。どうですか?気持ちいいでしょう?さらにこれまでのヤマダーユウリーユウトーからのオカモトケイト。すごい変化球ですが、それが逆にここでAメロ終わりますよという区切りをつける役割まで果たしているのだ。おそるべしオカモトケイト。なんとなく気持ちいいだけでなくきっちり仕事もこなしてしまう。
ではBメロはどうなっているのか?続きを再生してみよう。ここからは少し難易度が上がるので細かく区切って表記する。


      もっと〜           君を          知りたい
\アリオカ/\イノオー/\ッヤオトメー/

     もっと〜君に触れたい 
\お前らサイコータカキヤブー!/

     膨らむ   気持ちは   止まらない〜
\オ〜!/\オ〜!/\オ〜!/

(デーンデデンッ)←
\ヨッシャイクゾー!/


きっとこんな感じになるだろう。まあこれはわたしがテキトーにつけたごくごく一般的な、無難な、テンプレートなコールだ。「もっと君を知りたい」はなんとかなる。むりやりだけど順番に詰め込めばなんとかなる。
問題は髙木雄也さん、薮宏太さんの「もっと君に触れたい」の部分だ。明らかに歌詞は三つの要素で構成されているにも関わらずパートを担うのは二人なのだ。例えばいっそ一人であれば\ッタカキユウヤハニホンイチ!/とか\ヤブージャパンのオンゾウシ!/とかいくらでも気持ちいい語感のコールが作れる。でも、二人!
そこでわたしが苦肉の策として、よくあるコールの「お前が一番、あっちゃーん!」みたいなのの変化系でタカキヤブーというなんとも雑なまとめ方をするしかなかった。
言うまでもないが、ヨッシャイクゾー!のあとには知念侑李さんの甘い甘〜い「Come On A My House?」があるので無音ケチャで耳を済ませよう。

少し話は脱線してしまったが、どうだろう。岡本圭人さんのオカモトケイトという名前の語感の素晴らしさに気づいていただけただろうか。
この記事をきっかけにオカモトケイト中毒になるヲタクが増えてくれることを願って。アーメン。





※ここでわたしは重大なことに気づく。わざわざカモナ持ってこなくても愛追I隊があったじゃないか………………………………………最初から入ってるやつが………………………



ヲタクと熱中症


あなたは熱中症になったことがあるだろうか。

これはとあるヲタクが、ヲタクに向けて発信する健康に快適にライブを楽しむために捧げる手記である。

ちょうど昨日、わたしは熱中症になった。
法事のため親族一同が田舎に集まった。今年一番の暑さと言われた昨日、真昼間から庭先でバーベキューをした。子世代もほとんどが成人し、散り散りになった親戚が集まる機会もそうないので、久しぶりの大宴会にテンションが上がり、2時間ほど全力自転車耐久レースが始まった。
最初は一番下の八歳女子の遊びに付き合うくらいの気持ちで出発したため、飲み物も持たずにいた。気づけば成人前後のバカのレースになっていた。汗だくなんてものじゃない。
全員めちゃくちゃに頭痛を訴え、ある者は足が震えだし、ある者は腕の硬直を訴え、わたしは寒気を感じた。草むらでのたうちまわった。
幸い携帯だけは持っていたので親に連絡し、軽トラで7人で自転車ごと病院送りとなった。全員熱中症だった。

ここまでは当たり前にもほどがある話なのだが、ここでわたしはひとつの疑惑について思い当たることになる。

ここからは六月のサッポロガールズリンクというアイドルイベントに参加したときの話になる。
2日間にわたり、何箇所かでされる大きめのイベントだった。わたしが参加したの会場は札幌はすすきのの地下に存在する小さな、古いライブハウス。出演者は対バンだったので10組程度いて、可愛い女の子たちが代わる代わる登場する。もともと踊るのが好きで群を抜いたDDのわたしは、初見でもだいたい振りコピできるというクソみたいにいらない能力を身につけていた。見るからに発汗量の多そうな(失礼)ヲタクたちと友に、汗を流した。
2日目の二部公演、お目当てのグループの子たちとチェキを撮り、喜々として家に帰る途中、その症状は突然襲ってきた。足が激しく震え、寒気を感じた。立っていることが困難になり、人の行き交う道で1人、しゃがみこむことになる。幸い親切な人に助けられ、なんとか地下鉄に乗車。最寄駅まで親に迎えに来てもらったのだが、家に着くとドッと疲労が溢れ床に倒れ込んだ。激しい頭痛と寒気、足の震えに加えて筋硬直してしまったのだ。つまりは脚が固まって全く動かない、腰から下の感覚を全て失ってしまったのだ。

もうここまで読んだ人は「あぁ、熱中症ね」となるかもしれないが、時は六月、そんなに暑い日だったわけでもない。わたしも家族も、別の可能性しか考えていなかった。
当時わたしはアレルギーや睡眠剤(滝のように溢れる鼻水で眠れていなかったため)等、何種類かの薬を飲んでいたのだが、睡眠剤の副作用が人よりも強く出ているということでそのアイドルイベントの前日から薬を切っていた。その睡眠剤、あまり強いものではないが当然一気にやめるのは一般的ではないものだったため、その症状が「薬をやめたことによる離脱症状だ」と考えたのだ。
車椅子で救急病院に運ばれ、止まらない震えや硬直に恐怖を覚えながらも採血をし、原因を探ろうとした。のだが、昔大きな病院の外科手術に関わっていた看護師である母に「こんなに血管出ない奴見たことない」とお墨付きを賜っているわたしから血液が採取されることはなかった。

結局そのときは原因は分からずじまい。当然のことながら適切な治療ができなかったためわたしの筋硬直は一週間ほど続いた。一生歩けなくなるのかと不安で、いい歳こいて毎日泣きながら最低限の生活をしていた。体が動かないため大学にも行けず、それが原因で必要単位が取得出来なくなり休学を余儀なくされた。
ライブでヲタ芸を打ちすぎて一年棒に振るだなんて、ヲタク冥利につきすぎる。

昨日熱中症になり、正しい熱中症の治療を受けて気づいた。六月のあれは熱中症だった。
もともと北海道の建物というのは、北国建築が基本なので他の地域の建物と比較して格段に機密性が高い。冬の寒さを耐え忍ぶための工夫があらゆるところに施されている。ましてやライブハウスなんてのは、重い防音扉で仕切られており、今回の事件が起きたmoleなどはステージが地下に存在する。どんなライブ会場でもそうだと思うが、ヲタクの流す汗で湿度の逃げ道が存在しない。
本来人間は発汗し、汗が乾くことにより気化熱を奪い、体温を下げる。だから暑い時は水分を摂取しろ、と言うのだ。汗を流し、気化させるために。
しかし熱気溢れるライブ会場では汗が気化することができない。加えて、ほとんどの人はタオルで汗を拭うだろう。体温を下げるためには、汗は拭きすぎてはいけない。
つまり何が言いたいかというと、どんなに水分をとっていても、熱中症になるときはなるのだ。外に出て自分を冷ます暇があるなら冷ます、ワンドリンクでアルコールを選択しないなど様々に対策はあるが、当日だけの対策では十分ではないと言えるだろう。また、ライブ会場では夏も冬も関係ない。冬の現場でだって熱中症はありうるのだ。
わたしと同じような境遇の人、つまり頻繁にライブに行く「ヲタク」の皆さんには、日頃から食べ物や水分補給、適度な運動などの対策をとっておいてほしい。全ヲタクが健康に快適にライブを楽しむためにも。ヲタク界でこのような悲劇が繰り返されないためにも(大袈裟)。

ご清聴ありがとうございました。

DDのメカニズム〜書き忘れたこと

連投になるが、わたしのDDを語る上で重要な要素を1つ忘れていた。
わたしは二次元のアイドルもイケるのだ。結論から羅列すると、スマホゲームでおなじみのラブライブ、7thシスターズや、アイドルマスター、女児向けアニメとアーケードゲームで人気のプリパラ、アイカツ!。アニメをきちんと見ているし、これらにも相当の投資をしてきている。

特にプリパラに関してはCGのクオリティの高さに感銘を受け(MAXを少しいじったことがあるので)、声優さんのアイドルユニットの現場も行った。女児に混ざってアーケードゲームをプレイするグラデーションヘアカラーの原宿系の女。怖くてごめん。
ただ単に「アイドルっぽいものが好き」というなんとも単純明快な理由もある。

そして二次元ならではの、少しぶっとんだストーリー性や製作者の夢までもが感じられる点も三次元とはまた違った魅力を引き出していると思う。冒頭であげた7thシスターズは、リリース直後に課金機能がなかったことで有名だった。通常スマホゲームといえばアプリ内課金が基本であるし、課金機能なしでどうやって運営するのかもわからないが、製作者の「つけたい機能をつけていたら課金機能をつける容量がなくなった」という言葉を読み、なるほどと思った。ゲームをプレイしてみるとわかるが、本当に要素が多すぎる。ラブライブのようにリズムゲームやってコインや石をためてカード引いてユニット強化していくだけではなく、ストーリー開放のためにスカウトやバトルを行ったり、ユーザーバトルなどやらなければいけないことが多すぎるのだ。また、キャラクターにモブがおらず、ひとりひとりに重厚なストーリーがついているのでリズムゲームをしながら歌詞に扇動され泣きそうになったりする。これガチ。製作者の「やりたい」がいたいほど伝わってくるこのゲーム、本当におすすめだ。もしわたしのこの文章を読んで興味を持ち、これから始める人がいたらぜひ連絡してほしい。
なぜか?
招待コードを打ってほしいから。
欲丸出しでごめんなさい。自重します。